// FRONTLINE_MISSION
図面とプログラムに宿る理想を、指先の感覚とミクロン単位の執念で「完璧な現実」へと昇華せよ。
どれほど美しい3D設計図面があろうと、どれほど高度なAI制御プログラムがあろうと、それを現実に組み上げる「手」がなければ、機械は1ミリも動きません。プロダクション(組立・立上げ)部門は、モノづくりの最終工程を担う「最後の砦」です。
プラモデルのように、説明書通りにネジを締めれば完成するわけではありません。金属の僅かな歪み、ボルトを締めるトルクの加減、可動部の0.1mmのクリアランス。机上の計算では見えない「物理的な現実」と向き合い、設計と制御の意図を完璧に実現する実機へと組み上げます。
図面を読み解き、数千点に及ぶ部品を正確に組み付けます。ミクロン単位の精度が要求される摺動部や、高速駆動を支える土台など、装置の命となる機構を作り上げます。
設計・制御部門と連携し、組み上がった装置に実際に電気を入れ動作を確認。異音はないか、サイクルタイムは満たしているか。五感を研ぎ澄ませてデバッグを行います。
完成した装置を一度分解し、お客様の工場へ輸送。現地での再組立(復元)から、実際の製品を流した最終調整までを行います。お客様の生産ラインが稼働する「その瞬間」を最前線で見届ける、達成感に満ちた業務です。
工具の正しい使い方、現場の整理整頓といった「当たり前」を徹底できること。そして、組付け中に気づいた違和感や改善点を、設計や制御へフィードバックし、装置全体の品質向上に貢献する「モノづくりのハブ」としての役割が期待されます。
先輩社員紹介
私は子どもの頃から、ものを作ったり組み立てたりすることが好きでした。普通科高校出身で機械や電気の知識はありませんでしたが、エヌテックの業務内容を聞いて「ものづくりを仕事にしてみたい」と思い、入社を志望しました。
私が担当している主な業務は、機械組み立てや機械工としての現地対応です。お客様の工場で稼働する搬送設備や検査装置などの組み立てや、調整業務を行っています。また出荷後は搬入、据え付け工事、立ち上げ調整から稼働立ち合いまで、一貫して現地工事にあたります。経験が浅いうちはうまく段取りを組むことができなかったのですが、工事全体の流れを見られるようになると、自分が主体となって工事を進められるようになります。すべての工程が終わって自分が組み立てた機械に電源が入り、飲料や製品を製造している様子を見た時は、誇らしさを感じます。
新たな業界向けのラインや開発的要素の強い装置は、調整を重ねてもうかくいかないなど、「生みの苦しみ」が伴うことがあります。しかし、その機械に誰よりも触れ、観察し、調整を行うと、不思議と改善のアイデアが生まれます。自分がイメージする改造案や部品を他部署の力を借りながら具現化し、少しずつでも装置を改善できることは、現地工事や立ち上げに携わる者ならではの喜びです。装置のクオリティを高めるために、設計や制御の担当者と本音で会話しながらチームとして課題に立ち向かう。そういう経験を若手のうちから積み、成長できるチャンスがあることは、とても貴重だと思います。
この仕事において私が大切にしているのは、事前の準備や作業後の清掃、組み立て作業後の仕上がりチェックなどの基本を徹底することです。凡事徹底ができて初めて、信頼獲得のスタートラインに立てると思います。機械技術者や機械組み立ての仕事に興味を持って入社した人たちから、「あの人のように仕事をしたい」と思ってもらえる技術者になることが、今後の目標です。製造部の仕事のやりがいや楽しさ、格好良さを伝え、若手を牽引できる人材でありたいと思います。
まだ世の中にない一品一様の機械を、構想段階から詳細な3DCAD設計まで一貫して担当。